ストーリー
西暦2194年、火星星域に突如として現れた正体不明の敵(ガミラス)は地球に無数の遊星爆弾を送り続けていた。
世界各国で全戦力を結集させ防衛するが、抗戦虚しく全滅し、止まぬ敵の攻撃に大半の人類が死滅してしまった…
時に西暦2199年、青く美しい地球は遊星爆弾による放射能で終末の時を迎えようとしていた。
生き残った人類は地下に逃れるも、明日への希望を見出せない、ただ破滅の時を待つほかなかった。その中にかつて地球軍のエースパイロットであった古代進の姿もあった。
ある日、古代は地表を探索中に未確認物体の墜落を確認した。その中には惑星イスカンダルからの通信カプセルがあり、解析すると波動エンジンの設計図と惑星イスカンダルの座標が解った!そして地球軍は、全人類へイスカンダルは放射能を除去出来るという装置を渡す意思があると公表する。
それは人類にとっての最後の希望であった。
地球軍は最後の宇宙戦艦を建造し、イスカンダルへの派遣を決定する。
古代は地球軍の発表を受け、復隊する事を決意。その宇宙戦艦に乗艦する事を志願し、沖田艦長の元、ヤマトへ乗り込んだ!
14万8千光年先にある惑星イスカンダル、人類の明日への希望を託されヤマトは今、地球を飛び立つ!!
必ず、生きて還る。
地球滅亡まであと1年―
作品概況
2010年12月1日に劇場用作品として上映された『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ初の実写作品である。VFXを用いた最新技術を駆使し、世界へSF映画という名目のもと挑んだ野心的作品でもあり、映画観客動員ランキングでは初登場第1位を記録した。
通称:「実写版」「実写版ヤマト」「SBヤマト」「SBY」等
本作『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、『宇宙戦艦ヤマト』と『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を原作とする実写リメイク作品。
音楽概況
作曲:宮川泰、佐藤直紀
編曲:佐藤直紀
指揮:平田英夫
収録:2010年
収録曲数:約40曲
エンディング主題歌:LOVE LIVES
<作曲・作詞 - スティーヴン・タイラー、マーティ・フレデリクセン、キャラ・ディオガルディ / 歌 - スティーブン・タイラー>
劇中使用曲:宇宙戦艦ヤマト
<作曲 - 宮川泰>
劇中使用曲:無限に広がる大宇宙
<作曲 - 宮川泰 / スキャット - Yucca>
― 本作は前作『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』音楽のような特徴、リズムセクションやシンセサイザーを使用していないオーケストラに加えて、東京混声合唱団のコーラスによる重厚なオーケストラサウンドが特徴的です。まるでハリウッド映画音楽のようなダイナミックかつ重厚なオーケストラサウンドを楽しめます。そして『宇宙戦艦ヤマト』シリーズで初となる全編を通じたフィルムスコアリング方式での作曲・収録が行われたのももう1つの特徴でしょう。
今回劇中使用曲として「宇宙戦艦ヤマト」と「無限に広がる大宇宙」がクレジットされていますが、全編を通じて2つの旋律の様々なアレンジによる表情を聴くことが出来ます。本作の音楽を奏でているのはスタジオミュージシャンの方々ですが、中には『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』から『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの音楽を支え続けている方もいらっしゃいます。
後に創られる『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まった『宇宙戦艦ヤマト』リメイクシリーズでスキャットを担当するYucca氏が本作で参加されている事も特筆出来ます。
エンディング主題歌には、映画『アルマゲドン』等で有名な“エアロスミス”のボーカルを担当するスティーヴン・タイラー氏が本作の為に描き下ろし、そしてソロ初デビューとなる「LOVE LIVES」で物語を締めくくります。