宇宙戦艦ヤマト 音楽メディア
・企画盤
音楽/BGM類
○概況と解説
1977年夏、劇場版の空前の大ヒットとドラマ編『宇宙戦艦ヤマト』〈CS-7033〉の好セールスを受け、日本コロムビアは急遽年末のリリースに向けて『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』の製作に着手した。
やはり全編に流れる宮川泰氏の魅力溢れる劇中音楽が広く注目され、ファンの熱い要望に応えて実現したものであることは想像に難くない。またヤマトブーム真っ只中とはいえ、主題歌のない音楽だけのアルバムが果たして商業的に成立するか否か、メーカーとしてもかなりの冒険だったと思われる。
同社でも過去『子どものための交響詩 ジャングル大帝』〈ELS-3044〉をヒットさせていたが、同作のサウンドトラックではなく、あくまで子ども向け観賞用として新たに書き下ろされたもので、こちらはむしろ教材用としての側面が強く、実績とは言い難い。一方他社に目を向けると、1975年4月にポリドール(現:ユニバーサルミュージック)より発売された松竹映画『砂の器』のサウンドトラックアルバム『ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」』〈MR-1517〉の登場以来、邦画及びテレビドラマのサントラ盤が徐々に増える傾向にあった。東宝レコードから日本映画音楽の作曲家個人に焦点を当てた作品集がリリースされ、その中の1枚『日本の映画音楽 伊福部昭の世界』〈AX-8082〉が突出した売上をマークしたのもちょうどこの頃だ。『ゴジラ』をはじめとする特撮映画作品の収録が注目されたことにほかならない。この事実は特撮作品の映画音楽の需要が認知されたことに加え、それまで「テレビ漫画」と呼ばれていた「アニメ特撮」のサントラという未開のジャンル確立への更なる追い風となった。
かくして11月15日、このジャンルでは極めて異例の発表会見を開催するに至る。本盤に賭ける製作陣の並々ならぬ意気込みが窺え、否応なく関心が集まることとなった。これに際し日本コロムビア学芸部は新規格CQナンバー(定価2,300円)を立ち上げている。のちにアニメ特撮ジャンルを中心に本格的に製作会社とのタイアップを行い、次々とサントラアルバムのリリースに着手していくことになる。
この『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』はその記念すべき型番第一号〈CQ-7001〉として12月25日に発売された。
本盤は当初からモノラル録音だったテレビ用劇伴をそのまま商品化せず、構成、スコア、編成を見直し、一枚のアルバムとして観賞に耐え得る最高のクオリティで仕上げることを目指している。よって新たにステレオで再演奏された本盤は“オリジナルサウンドスコア”に近い。
交響組曲を冠するのもオーケストラ演奏を意識した表れで、演奏者も名だたる面々が集められ質的にスケールアップがなされた。特に、ヴァイオリンソロに外山滋氏、ガットギターに木村好夫氏、トランペットに宮下明氏と、名ソリストによる演奏は「回想」(Tr.10)や「追憶」(Tr.06)などにその個性が強く現れている。選曲された楽曲もそれぞれ特色があり、テレビの劇伴をストレートに演奏したものもあれば、大胆なアレンジを施しイメージを膨らませたもの、そしてテレビ版には無かった新曲とバラエティに富んだ内容になっており、歌謡ポップス畑の宮川泰氏の多彩な引き出しに驚かされる。音楽に造詣の深い西崎義展氏のプロデュース能力も遺憾なく発揮されており、巧みな演奏と相まって極めて完成度の高いアルバムとなった。
また発売に先んじること12月1日、ニッポン放送『オールナイトニッポン』のラジオドラマにおいてBGMとして使用。これを皮切りにのちの映画やテレビの各シリーズでも使用され続けることになる。中でも劇場作品『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)でのタイトルバックの「序曲」(Tr.01)や発進準備シーンの「誕生」(Tr.02)などの使用は深い印象を残しており、後のシリーズにとっても欠くことのできない音源となっていく。
そしてその構成はヤマトの旅を雄大に振り返るように進行し、聴き手を29万6千光年の旅に誘う。まさに屈指の名盤と言えよう。
初CD化となる〈32C35-7529〉は1985年6月21日に『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集』〈32C35-7530〉、『交響曲 宇宙戦艦ヤマト』〈32C35-7397〉と同時に発売された。
二度目の〈COCC-12227〉は1995年1月1日に過去のアナログ盤と一緒に復刻。価格と型番の変更があった。
そして2004年11月25日『生誕30周年記念 ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX』〈COCX-33021~30〉において10枚組の1枚として「TUNED CD 仕様」で製造され数量限定で販売された。他の『ETERNAL EDITION』(エターナル・エディション)シリーズ同様、拘りのマスタリングとなっており、音質が飛躍的に向上している。パッケージも紙ジャケット、ブックレット、帯を当時のまま縮小復刻した好企画だった。その後2012年2月15日に再プレスされた。
続いて2012年7月18日『YAMATO SOUND ALMANAC』(ヤマト・サウンド・アルマナック)シリーズの第1期発売分の1枚『YAMATO SOUND ALMANAC「1977-Ⅰ 交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」』〈COCX-37382〉として「Blu-Spec CD仕様」で再復刻となった。ここではハイレゾ配信を視野に据えたマスタリングとなっている。
そのハイレゾ音源は2014年8月6日からmoraにて先行配信された。
因みに、LP盤発売前に17cmLPで見本盤『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト ダイジェスト盤』〈TB-1033〉が試聴用として大手小売店や放送局、製作関係者に配布された。
A面に「序曲」、B面に「誕生」が収録され、セールスプロモーションに大いに役立った。
また翌年3月25日には同じく17cmLPでシングルカットされている『交響組曲 宇宙戦艦ヤマトより』〈CH-61〉。収録曲はA面に「序曲」、B面に「明日への希望」「サーシャ」となっており、解説の対談もそのまま掲載している。フルアルバムの紹介編的な存在である。
『宇宙戦艦ヤマト』初の“音楽集”となった本盤はテレビ漫画音楽の質的向上に貢献しただけでなく、製作会社とメーカーのタイアップを成功させ、後続の作品に多大な影響を与えその指標となった。そして何よりヤマトファンにとっては77年最高のクリスマスプレゼントだったに違いない。
○EX解説
実は「サーシャ」(Tr.03)の前半には、「B-1 あやしい星を発見」のアレンジが存在していたばかりでなく、「真赤なスカーフ」(Tr.07)には別アレンジバージョンが存在していた。
「誕生」(Tr.03)の前半の別テイクが『宇宙戦艦ヤマト 完結編 70mm版』で使用されていたことも特筆出来る。また、「序曲」(Tr.01)のスキャットは、幾つかのタイプが存在している。『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 音楽集』〈CQ-7029〉の「ヤマト新たなる旅立ち」や、『ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC 「1974-1983 YAMATO MUSIC ADDENDUM」』〈COCX-39257~9〉の「序曲(Alternate Version)」がそれにあたる。
何れもレコードとしての流れや選曲によりオミットされている。
ここで原曲と思われる楽曲を、使用順にまとめておく。(判明分のみ)
・A-1 サスペンスA
・A-4 無限に広がる大宇宙
・宇宙戦艦ヤマト
・D-1B 悲愴なヤマト
・A-2 宇宙の静寂
・O-1 ヤマト乗組員の行進
・(B-1 あやしい星を発見)
・I-1 イスカンダルの女
・F-3 サスペンスB
・探索艇
・D-2 ヤマトのボレロ
・F-4 地球を飛び立つヤマト
・N-1 哀しみのヤマト
・真赤なスカーフ
・H-1 探索機発進
・H-2 敵宇宙船の出撃
・L-1 ブラックタイガー
・F-1C 大河ヤマトのテーマ
・A-3 美しい大海を渡る
・J-2B ショッキングなスカーフ
・J-2(2) 悲しみ
○メディア/発売日/型番
LP 1977年12月25日(CQ-7001)
CT 1977年12月25日(CAK-642)
CD 1985年06月21日(32C35-7529) ※再マスタリング
CD 1995年01月01日(COCC-12227)
CD 2004年11月25日(COCX-33021) ※再マスタリング
CD 2012年02月15日(COCX-33021)
CD 2012年07月18日(COCX-37382) ※再マスタリング
配信 2012年10月10日(COCX-37382)
配信 2014年08月06日(COKM-32741) ※ハイレゾ
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | OVERTURE-序曲 | 05′21″ |
02 | THE BIRTH-誕生 | 04′26" |
03 | SASHIA-サーシャ | 01′37" |
04 | TRIAL-試練 | 02′38" |
05 | TAKE OFF-出発 | 02′54" |
06 | REMINISCENCE-追憶 | 02′07" |
07 | SCARLET SCARF-真赤なスカーフ | 04′27" |
08 | DECISIVE BATTLE-決戦 (挑戦・出撃・勝利) |
04′34" |
09 | ISKANDALL-イスカンダル | 03′31" |
10 | RECOLLECTION-回想 | 03′16" |
11 | HOPE FOR TOMORROW-明日への希望 (夢・ロマン・冒険心) |
05′07" |
12 | STASHA-スターシャ | 03′12" |
(Total: 43′10")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○概況と解説
『宇宙戦艦ヤマトⅢ』放送中の1981年1月25日、ついにファンの誰もが待ち望んだTVシリーズ第1作『宇宙戦艦ヤマト』劇伴の単独アルバム〈CX-7008〉が発売された。先の名盤『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』〈CQ-7001〉の原典であるこれら楽曲は、第1作目の劇中使用はもとより、のちのシリーズに跨いで頻繁に使用されていたため、コアなファンならずとも最も耳馴染んだ音源であった。
本盤はこれまでの鑑賞を目的とした音楽集形式のアルバムとは全く異なる『テレビオリジナルBGMコレクション』シリーズの1枚としてのリリースとなっている。キングレコード「ウルトラBGMシリーズ」を祖とする同シリーズは、主に放映終了済作品を扱い、劇中曲と正副主題歌のテレビサイズをそのまま収録するスタイルを採っている。つまりレコードメーカーとのタイアップに囚われない純然たる劇伴“オリジナルBGM”の音盤化を意味している。既に日本コロムビアでは『菊池俊輔作品集』〈CS-7122~3〉などの作曲家別アルバムを皮切りに、アニメ・特撮から10作品ほどリリースしていた。これらテレビ用音楽はその用途から短い曲が多くを占めるため、同シリーズの特徴として各テーマ毎に1ブロック数曲からなる構成となっている。本盤も基本的には11のブロックに分けられているのだがサブタイトルは付されておらず、1995年のCD化の際に1曲1トラックとなったためその痕跡もなくなった。
本作の劇伴はモノラル録音となっている。音盤化など想定していなかったこの時代なら当然と言えよう。そのサウンドは各楽器のダイレクト感が力強く、明快で骨太である。やや荒削りな演奏もまた良い。川島和子氏のすばらしいヴォカリーズ(ヤマト的にスキャット)を始め、魅力的なメロディーと多彩なアレンジが宮川泰氏によって数多く生み出されている。歌謡ポップスで培った氏の持ち味が遺憾無く発揮されており、映像との合致と相まって第1作目にして極めて完成度の高いものに仕上がっているのは周知の通りである。
のちのシリーズの定番となる敵側テーマはこの第1作にはみられない。デスラー総統のテーマとして選曲された曲「デスラー登場」(Tr.05)はあるのだが、ガミラス帝国を象徴する明確なテーマモチーフは設定されなかったようだ。また特定の個人キャラクターのテーマも作られておらず、正副主題歌のテーマアレンジがその役目を担っている。よって本作の劇伴の特徴としては、シチュエーション描写に特化していると言える。
「ヤマト・スタジオ・オーケストラ」演奏とあるが、第一線のスタジオミュージシャンらの集合によるもので専属の楽団ではない。その編成もビッグバンドに近い。恐らく本盤製作時に「シンフォニック・オーケストラ・ヤマト」に対する形で便宜上命名されたものと考えるのが妥当だろう。
なお、主題歌関連に関しては「松本零士 音楽大全 Disc-1(EC-04)」の項に譲るので、ここでの言及は控える。
本盤の初CD化は1995年9月21日に『テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2』〈CX-7035〉と共に〈COCC-12869〉として復刻。旧アルバムタイトルのCD化が済んだ直後で、新規製作の『新たなる旅立ち』~『完結編』の4枚と同時に全6タイトルでリリースされた。劇場版作品が加わったことによりシリーズ名から「テレビ」が外されている。のちの2005年5月18日にリマスターとジャケットを変更し〈COCX-33200〉として再リリースされた。その際「宇宙戦艦ヤマト オリジナルBGMコレクション シリーズ①」とシリーズ名称がヤマト独自のものに改められた。
実は遡ること6年前、1989年5月に一度CD化はされている。「ジャパン・オーディオ・ビジュアル・ネットワーク」(JAVN)より発売のテレビシリーズ・第1作のビデオテープ全13巻セットの直販購入者を対象に製作された特典CD『宇宙戦艦ヤマト<オリジナルBGMコレクション>/<ベストコレクション>―PART.1から完結編まで―』〈JAC-97001-CD/JAC-97002-CD〉の2枚組がそれに当たる。その1枚目に本盤のBGM部分のみを一部内容を変えて収録されていた。詳細は「宇宙戦艦ヤマト オリジナルBGMコレクション(EC-03)」の項を参照されたい。
本作の劇伴の初音盤化は既に日本コロムビア以外のメーカーによって行われていた。1978年12月20日に徳間音楽工業(現:徳間ジャパンコミュニケーションズ)から発売されたフォノシート2枚組『宇宙戦艦ヤマト 主題歌・BGM集』〈FL-1001~2〉で、SheetⅡのA面に本作のBGMが7曲収録されている。中でも「悲しいBG A-3」「真赤なスカーフ TM-2」「悲しみのBG(ヤマト)」は本盤未収録曲だった。そのため本盤は36曲中32曲が初商品化となっているが、使用頻度の高い曲は殆ど網羅されておりストレスを感じさせない構成となっている。残念なことに解説執筆者と構成者は不明とされている。
筆者は当時ミュージックテープを発売日に、後年LPレコードも購入している。これまでの音楽集アルバムと違い、テレビ映画と同じ音楽がいつでも聴ける喜びは大きかった。子供心にも永久保存したいと思い、LPにはついに一度も針を降ろさなかったくらいだ。後年の『ETERNAL EDITION File No.1「宇宙戦艦ヤマト」』も好編集による名盤だが、本盤に長年慣れ親しんでいるせいか愛聴盤としてこちらに軍配が上がるのはご容赦いただきたい。
○EX解説
CD化後の『オリジナルBGMコレクション』シリーズより、各曲名の横に「UM」「UMT」からなるナンバーが記載されているのが、これはマザーテープリストナンバーの事を指す。これにより、マザーテープから個々の楽曲の区別・特定が出来るものだ。このマザーテープリストナンバーが音楽メディア上に記載されているのは、この『オリジナルBGMコレクション』シリーズのみである。
この記載は、一つの貴重な資料であり、収録曲の全容や音楽メディアへの未収録・未発表曲を調査する手掛かりと言える。しかしながら、現状このマザーテープリストナンバーが公開されていない以上、全容を把握するには不十分だ。
因みに1995年発売〈COCC-12869〉のジャケット画(2005年発売〈COCX-33200〉は縮小収録)には、『宇宙戦艦ヤマトⅢ ドラマ編』のジャケット画のように、白地にフィルムが鏤められているものとなっているが、各フィルムの絵は吉田知弘氏によるセレクト。
○メディア/発売日/型番
LP 1981年01月25日(CX-7008)
CT 1981年01月25日(CAY-513)
CD 1995年09月21日(COCC-12869)
CD 2005年05月18日(COCX-33200) ※再マスタリング
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | 宇宙戦艦ヤマト(オープニングテーマ)/【宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ≪[Ⅲ Version]≫)】 | 01′21" |
02 | 無限に広がる大宇宙/【A-4 無限に広がる大宇宙】 | 01′52" |
03 | 夕陽に眠るヤマト/【D-3 夕陽に眠るヤマト】 | 01′18" |
04 | 地球を飛び立つヤマト/【F-4 地球を飛び立つヤマト】 | 02′16" |
05 | デスラー登場/【U-3 デスラー登場】 | 01′31" |
06 | イスカンダルの女/【I-1 イスカンダルの女】 | 01′00" |
07 | 悲しみ /【J-2(2) 悲しみ】 | 01′27" |
08 | 敵宇宙船の出撃/【H-2 敵宇宙船の出撃】 | 01′04" |
09 | 艦隊集結/【G-2 艦隊集結】 | 01′21" |
10 | ブラックタイガー/【L-1 ブラックタイガー】 | 02′46" |
11 | 探索艇 | 01′05" |
12 | ロマンス/【M-1 ロマンス】 | 00′47" |
13 | ショッキングなスカーフ/【J-2B ショッキングなスカーフ】 | 00′45" |
14 | 悲しみのスカーフ/【N-3 悲しみのスカーフ】 | 00′56" |
15 | ヤマトのボレロ/【D-2 ヤマトのボレロ】 | 00′57" |
16 | 大河ヤマトのテーマ/【F-1C 大河ヤマトのテーマ】 | 01′28" |
17 | 美しい大海を渡る/【A-3 美しい大海を渡る】 | 02′49" |
18 | 宇宙の静寂/【A-2 宇宙の静寂】 | 01′22" |
19 | 草原/【B-5 草原】 | 01′02" |
20 | 誰もいない街/【C-2 誰もいない街】 | 00′41" |
21 | サスペンスA/【A-1 サスペンスA】 | 01′02" |
22 | サスペンスB/【F-3 サスペンスB】 | 00′48" |
23 | 探索機発進/【H-1 探索機発進】 | 01′05" |
24 | 元祖ヤマトのテーマ/【F-1B 元祖ヤマトのテーマ】 | 01′03" |
25 | 哀しみのヤマト/【N-1 哀しみのヤマト】 | 01′44" |
26 | 空母の整列/【A-5 空母の整列】 | 01′58" |
27 | 絶体絶命/【P-3 絶体絶命】 | 01′08" |
28 | ワープ/【V ワープ】 | 00′43" |
29 | 悲愴なヤマト/【D-1B 悲愴なヤマト】 | 01′44" |
30 | エンディング各種 | 01′27" |
30-01 | T-1 エンディング1 | 00′13" |
30-02 | T-2 エンディング2 | 00′11" |
30-03 | T-3 エンディング3 | 00′14" |
30-04 | T-4 エンディング4 | 00′12" |
30-05 | D-3B ヤマト大エンディング | 00′34" |
31 | ヤマト乗組員の行進/【O-1 ヤマト乗組員の行進】 | 01′24" |
32 | 真赤なスカーフ(エンディングテーマ)/【真赤なスカーフ(TVサイズ)】 | 01′15" |
(Total: 43′10")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○概況と解説
1984年11月、西崎義展氏が映画製作とビデオソフト等のパッケージ販売を行なう目的で設立したのが「ジャパン・オーディオ・ビジュアル・ネットワーク」(JAVN)である。1990年にリリースされた二種類のLD-BOX『宇宙戦艦ヤマト 劇場版パーフェクトコレクション』〈BELL-315〉と『宇宙戦艦ヤマト TVシリーズ パート1 パーフェクトコレクション』〈BELL-316〉の発売元として記憶に留めている方もおられるだろう(販売元はバンダイ メディア事業部)。また1987年の本田美奈子主演映画『パッセンジャー 過ぎ去りし日々』を制作したことでも知られている。
ここで紹介するアルバム『宇宙戦艦ヤマト <オリジナルBGMコレクション>/宇宙戦艦ヤマト <ベストコレクション>―PART.1から完結編まで―』〈JAC-97001-CD/JAC-97002-CD〉は市販品ではなく、1989年5月21日にJAVNから発売されたビデオソフト(VHS規格のみ)『宇宙戦艦ヤマト[TVシリーズPart1] 第1~13巻』〈JAY15001~13〉の全巻セットの直販購入者を対象に特典として付属した2枚組CDである。その内容は、DISC-1に本商品に合わせた第1作目のBGM集を、DISC-2には『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』~『宇宙戦艦ヤマト 完結編』までの代表的なBGMのハイライト部分を繋いだメドレー曲をそれぞれ収録。かつてないカップリングアルバムとなっている。
なおDISC-2に関しては、「宇宙戦艦ヤマト べストセレクション―PART.1から完結編まで―(EC-12)」の項を参照していただきたい。
ここではこの項に該当するDISC-1のみ扱うこととする。
本盤は1981年1月25日に日本コロムビアから発売されたアルバム『テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART 1』(同項参照)をベースに一部曲順や収録曲を変更して構成されている。オリジナルとの曲順違いは下の収録内容を見ていただくとして、収録曲の主だった相違点を挙げてみた。
①TVサイズの正副主題歌が収録されていない。
②「地球を飛び立つヤマト」(Tr.04)が40秒程残して途中で終わる。
③「サスペンスA」(Tr.23)が本来の「A-1」ではなく、「イスカンダルの女」の「I-1」前半部分が収録されている。
④「元祖ヤマトのテーマ」(Tr.12)の開始50秒にノイズがある。
①に関しては、DISC-1の1曲目の主題歌がTVサイズからレコードバージョンに差し替わり、巻末の副主題歌のTVサイズがなくなった。そのレコードサイズはDISC-2巻末に収録している。また意外にも長らく封印状態にあった「ミュージカル・アカデミー版」での収録が実現し、それだけでも希少価値が高いものとして評価された。これらの本格的なCD化は2000年5月発送の通販限定商品『松本零士 音楽大全』〈GES-31170~79〉(同項参照)や、同年9月発売の『ISAO SASAKI SONG BOOK GREATEST BEST 40th Anniversary』〈COCX-31212~3〉まで待たねばならなかった。
②は単純な収録ミスと思われる。人気曲でありながら残念な扱いとなっている。
③は使用したテープリストに「A-1」が2種類存在していたとみられ、「サスペンスA」と「イスカンダルの女」の編集前の素材のうち、後者が誤って収録されたようだ。翌年にリリースされたTVシリーズのLD-BOXの音声特典と『松本零士 音楽大全』にも同じ記載ミスがある。
④素材の編集痕と推測する。上記LD-BOXの音声特典も同じソースを使用しているとみられる。また使用したマスターテープに起因するのか、DISC-2を含め全体的に小さなノイズの混入、音割れや音揺れなど聞き苦しいところがあり、音質的に決して良好とは言えないのは残念である。
この時期、旧作品のCD化による復刻はアニメ・特撮ともに過去の売上げ上位のアルバムに限定され、徐々にタイトル数を増やしていく途上にあった。『宇宙戦艦ヤマト』シリーズにおいては、1985年6月21日に日本コロムビアから発売された『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』〈32C35-7529〉、『さらば宇宙戦艦ヤマト 音楽集』〈32C35-7530〉、『交響曲 宇宙戦艦ヤマト』〈32C35-7397〉、そして翌年10月25日に徳間音楽工業(現:徳間ジャパンコミュニケーションズ)から発売された『宇宙戦艦ヤマト Best Collection』〈27ATC-124~5〉の4タイトルしかなく、本格的なCD復刻は1995年まで待たねばならなかった。それだけに本盤は知る人ぞ知るところの極めて貴重なアイテムだったのである。
○EX解説
このアルバムを解説するにあたって、同類の『(テレビ)オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART1』との相違点が注目されるが、それについては上記解説にて書かれているので、そちらを参考にしていただきたい。もし他を挙げるとするならば、『オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART1』にて同トラックにまとめられていた「エンディング各種」が1曲毎にトラック分けされていることは特筆出来る。
余談であるが、このアルバムのマスターテープと思われるものが“U-matic”で在った。これの記載事項からJAVN側へ音源を持ち運ぶ為に作成されたものではないかと憶測ではあるが、そのように考えられる。そして、これはこのアルバム用に用意した素材のようだ。しかし、記載の日付(登場日より後日)からするとマスターテープとは考えられ難いのだが、問題視されている音質は、これに起因するものではないかと考えられる。あくまでも余談だが。
○メディア/発売日/型番
CD 1989年05月21日(JAC-97001-CD) ※特典盤(非売品)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | 宇宙戦艦ヤマト/【宇宙戦艦ヤマト≪(ささきいさお コーラス:ミュージカル・アカデミー)≫】 | 02′12" |
02 | 無限に広がる大宇宙/【A-4 無限に広がる大宇宙】 | 01′51" |
03 | 夕陽に眠るヤマト/【D-3 夕陽に眠るヤマト】 | 01′18" |
04 | 地球を飛び立つヤマト/【F-4 地球を飛び立つヤマト】 | 01′38" |
05 | デスラー登場/【U-3 デスラー登場】 | 01′28" |
06 | イスカンダルの女/【I-1 イスカンダルの女】 | 01′00" |
07 | 悲しみ /【J-2(2) 悲しみ】 | 01′27" |
08 | 艦隊集結/【G-2 艦隊集結】 | 01′21" |
09 | 敵宇宙船の出撃/【H-2 敵宇宙船の出撃】 | 01′05" |
10 | ブラック・タイガー/【L-1 ブラックタイガー】 | 02′45" |
11 | 探索機発進/【H-1 探索機発進】 | 01′03" |
12 | 元祖ヤマトのテーマ/【F-1B 元祖ヤマトのテーマ】 | 01′03" |
13 | 探索艇 | 01′05" |
14 | ロマンス/【M-1 ロマンス】 | 00′46" |
15 | ショッキングなスカーフ/【J-2B ショッキングなスカーフ】 | 00′44" |
16 | 悲しみのスカーフ/【N-3 悲しみのスカーフ】 | 00′55" |
17 | ヤマトのボレロ/【D-2 ヤマトのボレロ】 | 00′57" |
18 | 大河ヤマトのテーマ/【F-1C 大河ヤマトのテーマ】 | 01′28" |
19 | 美しい大海を渡る/【A-3 美しい大海を渡る】 | 02′48" |
20 | 宇宙の静寂/【A-2 宇宙の静寂】 | 01′21" |
21 | 草原/【B-5 草原】 | 01′02" |
22 | 誰もいない街/【C-2 誰もいない街】 | 00′40" |
23 | サスペンスA/【I-1 イスカンダルの女】 | 00′30" |
24 | サスペンスB/【F-3 サスペンスB】 | 00′48" |
25 | 哀しみのヤマト/【N-1 哀しみのヤマト】 | 01′44" |
26 | 空母の整列/【A-5 空母の整列】 | 01′58" |
27 | 絶体絶命/【P-3 絶体絶命】 | 01′06" |
28 | ワープ/【V ワープ】 | 00′41" |
29 | 悲愴なヤマト/【D-1B 悲愴なヤマト】 | 01′43" |
30 | エンディング1/【T-1 エンディング1】 | 00′13" |
31 | エンディング2/【T-2 エンディング2】 | 00′11" |
32 | エンディング3/【T-3 エンディング3】 | 00′14" |
33 | エンディング4/【T-4 エンディング4】 | 00′12" |
34 | ヤマト乗組員の行進/【O-1 ヤマト乗組員の行進】 | 01′23" |
35 | ヤマト・大エンディング/【D-3B ヤマト大エンディング】 | 00′35" |
(Total: 41′15")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○概況と解説
本商品は松本零士関連作品の音楽を集大成したCD10枚組に豪華解説書と松本零士デザイン特製腕時計を加えたBOXセットである。『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを始め、『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』シリーズなどの作品から貴重な音源を厳選して収録。コロムビアファミリークラブの通販専用商品として1999セット限定生産された。
コロムビアファミリークラブは、日本コロムビア株式会社の通信販売専門の関連会社だったが、のちに統合され現在では通販事業部として存続している。自社の豊富なライブラリーを活用し、全集などのコンピレーション盤や映像ソフトをBOXセットにまとめた独自企画商品を中心に販売展開している。特に専用化粧箱とブックレットを付けたCDセットは、“オリジナル音源をレコードメーカー各社の垣根を越えて収録”という謳い文句も手伝って、一般流通商品にはないオリジナル性を打ち出している。自社音源以外は他メーカーにディスク単位で原盤製作から製造までバルク発注するスタイルをとっており、本盤もその例に洩れず、Disc-7がビクター音産(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)、Disc-8がキャニオンレコード(現:ポニーキャニオン)で、それ以外の8枚が日本コロムビア製造となっている。
10枚組のうち『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに割り当てられたのは2枚。発売告知直後、未収録BGM集に期待したファンは多かったことだろう。しかし結果的には未収録音源の収録はDisc-1の第1作目『宇宙戦艦ヤマト』のみに留め、第2作目以降は諸般の事情により見送られた。本BOX制作時の原盤捜索とその反響が次の新たなシリーズ『ETERNAL EDITION』のリリースに繋がったとみられる。
なお、この項では第1作収録曲のみ扱う。
Disc-1は『(テレビ)オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART1』から洩れた未収録音源の収録に重きが置かれている。そこに既発売の使用頻度の高い曲を加えてドラマストーリーに則した構成となっており、単に補完盤で済ませず、単独アルバムとしての聴きやすさを考慮したと思われる。収録曲は1ブロックに複数曲でまとめ、曲名も漢字二字熟語で統一させている。またBGMパートの開巻と巻末にはそれぞれSEを配して雰囲気作りに一役買っている。
「復活」(Tr.03)2曲目に「G-2 艦隊集結」が選曲されているが、『宇宙戦艦ヤマト』第2話のヤマトが初めて姿を現わすシーンをイメージしており、本盤独自の配置である。
「帰還」(Tr.21)では 最終回のラストを飾った「元祖ヤマトのテーマ」編集曲を再現、本盤のみの収録曲である。続けてヤマトの航行音のSEでBGMパートは幕を閉じる。
一つ残念なことに「発進」(Tr.05)2曲目の「F-3 サスペンスB」の後奏が余韻の途中で切れている編集ミスがある。
因みにDisc-2は1枚目から漏れた第1作の歌曲とアルバム『宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~』〈CQ-7006〉からヤマトパートを抜粋したもの、そして『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』以降のシリーズの歌曲らで構成され、タイトルも「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち~「ヤマト」アンソロジー~」となっている。
ここで主題歌関連について言及する。
「宇宙戦艦ヤマト ドラマ編(EC-01)」のEX解説で一部触れているが、レコード用正副主題歌には明確な2種類のバージョン違いが存在する。ささきいさお氏によるボーカルパートは同じものだが、発売時期によってコーラスグループに違いがみられる。
一つはテレビシリーズ第1作放送当時の1974年11月10日に発売された日本コロムビアのEP盤〈SCS-241〉と1974年10月31日に発売された朝日ソノラマのソノシート(フォノシート)『ソノラマエース・パピイシリーズ 宇宙戦艦ヤマト』〈APS-5003〉で、コーラスは“ミュージカル・アカデミー”によるもの。『ゴールデンテレビまんが大行進 17』〈KX-41〉をはじめとする混載盤にも収録された。このほか、第2話の音声素材をミックスした『テレビまんがアクションシリーズ』(『仮面ライダーアマゾン』とカップリング・1974年12月10日発売〈CH-6〉)などがある。
のちにコーラス部分の再レコーディングが行われ、担当するグループも“ロイヤル・ナイツ”に変更される。恐らく完成度を高める目的があったと思われ、カラオケにも再トラックダウンが施されるなど全体的にリニューアルした格好になった。残念ながら録音時期は現在のところ明らかにされておらず、今後の研究が待たれるところである。この第二のテイクはヤマトブームに乗ってEP盤の再発売や各種混載盤に収録され、以後長い年月に渡りこの“ロイヤル・ナイツ版”が主流となっていく。
本盤には前者の初期テイクを収録。「ジャパン・オーディオ・ビジュアル・ネットワーク」(JAVN)のビデオ特典盤『宇宙戦艦ヤマト<オリジナルBGMコレクション>/<ベストコレクション>―PART.1から完結編まで―』〈JAC-97001-CD/JAC-97002-CD〉以来の収録となった。
だが、本盤最大のトピックは主題歌TVサイズのバリエーションの収録にあるだろう。本編使用のバージョン違いは多岐に渡るが、歌曲そのものの音源は、スローコーラスから始まるバージョンとレコードに準じたイントロから始まるバージョンと、大きく2種類に分けられる。
本BOXには前者の3テイクとそのSE入りテイク、更に後者のテイクが2枚に振り分けて収録されている。
後者のTVサイズは既に『(テレビ)オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART1』で収録済みと思われたが、厳密には『宇宙戦艦ヤマトⅢ』で使用された“ロイヤル・ナイツ版”との編集テイクであったため、放送当時のTVサイズとしては今回が初収録となる。
そして本BOX最大の白眉と言える収録曲がDisc-2にある。歌唱者不詳のNG版正副主題歌の音源が初めて公開された。第1話の初号プリントに使用されたもので、長らく子門真人氏の歌唱と憶測されてきたが、近年の調査で山崎あきら氏の可能性が高いとされている。現在のところバックコーラスともに正式には特定できていない。
本BOXの商品化までを追ったドキュメント『大実録漫画』の存在も忘れてはならない。日本コロムビアANIMEX ONLINE MAGAZINE内で毎週更新して発表されていたもので、タイトルでお分かりの通り松本零士氏を意識した漫画スタイルとなっており、企画の八木仁氏(日本コロムビア)とライターの早川優氏がゲストを交えて随時商品内容等の情報を発信した。ギャグタッチの展開とは裏腹に内容の濃いものだった。結果的に3月発送予定から大幅な遅延が生じたため、進捗報告から一転、謝罪報告する場となってしまった。
このあと他の松本作品の『ETERNAL EDITION』シリーズの紹介までタイトルを変えながら継続することになる。
なお、Disc-1と2の構成・解説は早川氏と劇伴倶楽部の腹巻猫氏が担当した。
これら歌曲を始め本BOXでしか聴けない歌曲は少なくない。セカンドハンズでも高額かつ入手困難なアイテムなだけに、新たな企画で再収録される機会を望むばかりだ。
○EX解説
まず、このアルバムには幾つか誤植や収録ミス等が存在しているので、上記解説に書かれた以外のものについてまとめる。(尚、解説書については触れない)
・Tr.02-03「A-1」
→ 「I-1」(正確には、I-1の編集前の前半部分)
・Tr.04-01「0-1B」
→ 「O-1」(O-1Bを収録する予定だったようだが、O-1を誤収録してしまっている)
・Tr.04-02「F-2」
→ 「不明」(推測から記載されたものと思われる)
・Tr.05-01「A-1B」
→ 「A-1」
・Tr.15-01「B-1A」
→ 「B-1」(誤りとまでは言えないが、資料上はB-1である)
・Tr.17-01「P-2」
→ 「B-2」
・Tr.19-01「A-3」
→ 「A-3B」
続いて、Tr.02-03「A-1」(イスカンダルの女)とTr.19-02「A-3」(美しい大海を渡る(ノイズ入り))は、他の市販音楽メディアに収録されていない現状唯一の収録となっている。(余談だが、映像メディアにおいてLD『宇宙戦艦ヤマト TVシリーズ PART1 パーフェクトコレクション』〈BELL-316〉にこれらが初収録されている。)
この「A-1」もとい「I-1」は、「I-1 イスカンダルの女」の短い編集用テイクである。そして「A-3」は、「A-3 美しい大海を渡る」修正前のNGテイクである。
更にTr.15-02「U-3」(デスラー登場)は、他のアルバムと異なり、唯一長く収録されている。(約2秒ほど長い)
因みに、このアルバムでしか収録されていない主題歌のTV使用バージョンがあるが、残念ながら全タイプのオープニングが収録されているわけではない。
○メディア/発売日/型番
CD 2000年05月 (GES-31170) ※発送到着年月
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | 宇宙戦艦ヤマト(Slow Version type3 S.E.Mix)/【宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ≪[スローコーラス Version]≫)】 | 01′24" |
02 | 沈黙 | 04′44" |
02-01 | SE宇宙空間 | 00′56" |
02-02 | A-4B/【A-4B 無限に広がる大宇宙(弦なし)】 | 01′52" |
02-03 | A-1/【I-1 イスカンダルの女】 | 00′31" |
02-04 | D-3/【D-3 夕陽に眠るヤマト】 | 01′19" |
03 | 復活 | 04′19" |
03-01 | P-3/【P-3 絶体絶命】 | 01′08" |
03-02 | G-2/【G-2 艦隊集結】 | 01′21" |
03-03 | D-1B/【D-1B 悲愴なヤマト】 | 01′44" |
04 | 決意 | 04′09" |
04-01 | O-1B/【O-1 ヤマト乗組員の行進】 | 01′24" |
04-02 | F-2/【探索艇】 | 01′05" |
04-03 | U-1/【U-1 クールBOY風(4ビート)】 | 01′24" |
04-04 | ブリッジD | 00′08" |
05 | 発進 | 04′10" |
05-01 | A-1B/【A-1 サスペンスA】 | 01′02" |
05-02 | F-3/【F-3 サスペンスB】 | 00′47" |
05-03 | F-4/【F-4 地球を飛び立つヤマト】 | 02′15" |
06 | 奇襲 | 02′47" |
06-01 | P-1/【P-1 サスペンス】 | 00′50" |
06-02 | B-4/【B-4 敵に侵入】 | 00′30" |
06-03 | H-1/【H-1 探索機発進】 | 01′05" |
06-04 | T-3/【T-3 エンディング3】 | 00′15" |
07 | 突破 | 04′29" |
07-01 | D-2/【D-2 ヤマトのボレロ】 | 00′57" |
07-02 | A-5/【A-5 空母の整列】 | 01′58" |
07-03 | F-1C/【F-1C 大河ヤマトのテーマ】 | 01′28" |
08 | 望郷 | 03′40" |
08-01 | J-4/【J-4 悲しみのテーマ(ギター編)】 | 01′11" |
08-02 | N-1B/【N-1B 哀しみのヤマト(オーボエ)】 | 00′38" |
08-03 | TM-2/【TM-2 エンドテーマBG】 | 01′44" |
09 | 真赤なスカーフ(T.V.Size)/【真赤なスカーフ(TVサイズ)】 | 01′14" |
10 | 宇宙戦艦ヤマト(T.V.Size)/【宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ≪[マーチ Version]≫)】 | 01′20" |
11 | 宇宙 | 03′55" |
11-01 | A-3B/【A-3B 美しい大海を渡る(悲しいBG)】 | 01′33" |
11-02 | B-3/【B-3 星が輝いている】 | 00′27" |
11-03 | M-1/【M-1 ロマンス】 | 00′47" |
11-04 | B-5/【B-5 草原】 | 01′02" |
12 | 航海 | 04′07" |
12-01 | F-1A/【F-1A 元祖ヤマトのテーマ(エンディング違い)】 | 01′02" |
12-02 | U-2/【U-2 クールBOY風(チャカポン・ギター)】 | 01′27" |
12-03 | U-4/【U-4 デスラー登場(テンポ速い)】 | 01′34" |
13 | ショート・ピース・コレクション1 | 01′16" |
13-01 | ブリッジA | 00′11" |
13-02 | ブリッジA-B/【ブリッジA♭】 | 00′10" |
13-03 | T-2B/【T-2B エンディング2(弦なし)】 | 00′11" |
13-04 | ブリッジC | 00′09" |
13-05 | ブリッジB | 00′08" |
13-06 | T-4/【T-4 エンディング4】 | 00′12" |
14 | ショート・ピース・コレクション2 | 02′03" |
14-01 | コードA-B/【コードA♭】 | 00′05" |
14-02 | コードC | 00′06" |
14-03 | コードC-B/【コードC♭】 | 00′02" |
14-04 | コードD | 00′05" |
14-05 | コードA | 00′05" |
14-06 | コードB | 00′05" |
14-07 | コードB-B/【コードB♭】 | 00′04" |
14-08 | ショックのBG/【ショックBG】 | 00′05" |
14-09 | H-1B/【H-1B 敵宇宙船の出撃(コードA)】 | 00′08" |
14-10 | L-1B/【L-1B ブラックタイガー(頭のみ)】 | 00′04" |
14-11 | P-3B/【P-3B 絶体絶命(短い方)】 | 00′10" |
14-12 | H-1C/【H-1C 敵宇宙船の出撃(Bタイプ)】 | 00′34" |
15 | 妖星 | 02′50" |
15-01 | B-1A/【B-1 あやしい星を発見】 | 00′32" |
15-02 | U-3/【U-3 デスラー登場】 | 01′33" |
15-03 | C-2/【C-2 誰もいない街】 | 00′41" |
16 | 挑戦 | 05′18" |
16-01 | F-5/【F-5 墓場】 | 00′44" |
16-02 | B-4B/【B-4B 敵に侵入(リズム入り)】 | 00′37" |
16-03 | H-2/【H-2 敵宇宙船の出撃】 | 01′04" |
16-04 | L-1/【L-1 ブラックタイガー】 | 02′46" |
17 | 緊迫 | 03′21" |
17-01 | P-2/【B-2 ジワジワ・サスペンス】 | 00′37" |
17-02 | V-B/【V-B ワープ(Bタイプ)】 | 00′54" |
17-03 | D-1/【D-1 悲愴なヤマト(シンセサイザー入り)】 | 01′45" |
18 | 挽歌 | 03′08" |
18-01 | A-2/【A-2 宇宙の静寂】 | 01′22" |
18-02 | N-1/【N-1 哀しみのヤマト】 | 01′44" |
19 | 希望 | 04′28" |
19-01 | A-3/【A-3B 美しい大海を渡る(弦のみ)】 | 01′37" |
19-02 | A-3/【A-3 美しい大海を渡る(ノイズ入り)】 | 02′49" |
20 | 追憶 | 04′33" |
20-01 | J-2B/【J-2B ショッキングなスカーフ】 | 00′45" |
20-02 | J-2(1)/【J-2 悲しみのBG】 | 01′19" |
20-03 | N-3/【N-3 悲しみのスカーフ】 | 00′56" |
20-04 | J-2(2)/【J-2(2) 悲しみ】 | 01′27" |
21 | 帰還 | 01′50" |
21-01 | F-1A+B(Edit) | 01′21" |
21-02 | SEヤマト帰還 | 00′25" |
22 | 宇宙戦艦ヤマト(Slow Version type1)/【宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ≪[スローコーラス Version]≫)】 | 01′10" |
23 | 宇宙戦艦ヤマト(Slow Version type2)/【宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ≪[スローコーラス Version]≫)】 | 01′10" |
24 | 宇宙戦艦ヤマト(Alternate Version) | 01′12" |
25 | 真赤なスカーフ(Alternate Version) | 01′15" |
(Total: 73′52")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○概況と解説
2000年9月30日、小学館刊「コミックGOTTA」との連動企画盤として『ETERNAL EDITION File No.0&1「交響組曲 新宇宙戦艦ヤマト&宇宙戦艦ヤマト』〈COCC-31082~3〉は発売された。のちに松本作品やダイナミックプロ作品などアニメ・特撮作品へと派生していく『ETERNAL EDITION』シリーズ(以下、『エターナル』シリーズ)の記念すべきトップバッターである。カートンBOX仕様、ピクチャーレーベル、オールカラーブックレットとこれまでのアルバムとは趣を異にする内容となった。更に本盤は最新作とテレビシリーズ第1作目とのカップリング収録となっている。その最新作とは、当時連載中だった松本零士原作による漫画『新宇宙戦艦ヤマト』である。
1枚目の「交響組曲 新宇宙戦艦ヤマト」はこれを題材にした新録音のイメージアルバムで、15年振りに宮川泰氏の手によって新たにシンフォニーとして書き下ろされた。一部の編曲に宮川彬良氏やスキャットに川島和子氏などお馴染みの顔も見られ話題になった。なお、著作権問題解決後の現在では、『新宇宙戦艦ヤマト』を直系のシリーズとは結びつけられないため、これ以上の言及は控えさせていただく。因みに2012年2月15日に『エターナル』シリーズが再販された際、このNo.0のみ復刻されなかったことを付け加えておこう。
“秘蔵マスターテープの発掘により、TVシリーズ第1作のBGMが多数見つかった。”これは広告チラシに謳われた一文だ。確かに通販限定のCD-BOX『松本零士 音楽大全』〈GES-31170~79〉(以下、『音楽大全』)の制作を機に、関連作品に対し大々的な捜索が行われたことと思う。だが遡ることおよそ10年前の1990年7月27日にLD-BOX『宇宙戦艦ヤマト TVシリーズ PART1 パーフェクトコレクション』〈BELL-316〉(販売元:バンダイビジュアル)の音声特典として、NG曲を含む全曲発表の機会が与えられていたことを忘れてはならない。「テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART1」のCD化に先立つこと5年前、この特典の魅力に惹かれて購入したコアなヤマト音楽ファンは少なくないだろう。
その後1995年9月21日の『オリジナルBGMコレクション』シリーズのリリースを挟み、2000年『音楽大全』を経て、ようやく本盤においてBGMの全曲収録を果たした。広告の宣伝文句に「秘蔵音源」云々を讃えているのは、初の一般販売CDでの収録実現といった背景があるからだろう。だが『エターナル』シリーズ最大のセールスポイントは、かつてない高音質を実現したマスタリング作業と製造工程を見直した「Tuned CD仕様」にあるとみてよい。
前者は、コンピューターの導入を始めとする機材・技術面が著しい進化を遂げたこの時期、マスタリング・エンジニアの仕事の幅が広がったことが影響している。マスターテープに収録されている音をどこまで引き出せるかに主眼が置かれ、見事結果に結びついたのは周知の通りだ。
後者は、原盤のカッティングからプレスまで音質最優先で厳密に工程管理されたDENON独自の製造技術で、『エターナル』シリーズ全てに採用され好評を得た。なお日本コロムビアの経営再建の折、デノンとしての分社化、のちの自社プレス工場の売却に伴い、2004年発売の『ETERNAL EDITION「ヤマト・ザ・ベストⅡ-宇宙戦艦ヤマト ボーカルコレクション-」』〈COCX-33060〉の初回生産分がヤマト関連では最後のアルバムに。
そしてTuned CDプロジェクトは2006年頃に終了したとみられる。
その収録内容は『音楽大全』Disc-1と同様に物語の流れに沿った構成で楽曲を配置しており、ドラマを追体験できるようになっている。これまでのヤマト関連アルバムになかった特徴だ。程度の差こそあれ『完結編』まで続く『エターナル』シリーズ共通の基本編集方針と見てよいだろう。本盤の構成・編集は吉田知弘氏が担当、そしてブックレットは同氏による詳細な解説がなされ、読み応えのある一冊になっている。
歌曲はテレビサイズの正副主題歌を収録。『音楽大全』に続いての収録となった。主題歌はスローバージョンのみの収録となり、もう一つのレコードに準じたバージョンは『ETERNAL EDITION File No.4「宇宙戦艦ヤマト2」』〈COCX-31156〉の収録まで持ち越されることになる。
本盤の収録曲は1トラックに複数曲のブロックで纏められている。それに関連して『エターナル』シリーズでは“INDEXサーチ機能”に対応しており、1トラックを細分化して頭出しできるポイントが記録されている。無論この機能を搭載したCDプレーヤーでの操作に限定されるものだ。かつてCD黎明期のクラシックアルバムなど1曲単位が長いトラックに振られていたもので、このジャンルでも数年前から一部のアルバムに採用されていた。だが既にこの頃のCDプレーヤーは高級機種ですらこの機能の搭載を見送られていたので、決してポピュラーな機能とは言えなかった。制作側の配慮だったと思われるが、大多数のユーザーはこの恩恵を享受できなかったのではないだろうか。
インターネットメディアでは、『音楽大全』に引き続き日本コロムビアANIMEX ONLINE MAGAZINE内で「新大実録漫画」として制作裏側や関連情報を発信していた。
2012年2月15日に『ETERNAL EDITION File No.1「宇宙戦艦ヤマト」』〈COCX-37273〉として他のシリーズ(含むCD-BOX)と共に一挙再生産された。
『エターナル』シリーズは「ヤマト・ザ・ベストⅡ」を最後に中断、類似企画として『Columbia Sound Archives Series』や『ETERNAL EDITION 2006』『ETERNAL EDITION 2007』などで一時的に再開を繰り返したが、『Columbia Sound TREASURE Series』に落ち着き現在展開中である。
「ETERNAL EDITION」の肩書きは『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズの副題として冠する形として残っている。
○EX解説
上記解説にて触れられているが、このアルバムには編集前音源やNG音源を除き、『宇宙戦艦ヤマト』にて収録されたBGMが全曲収録されている。ここで、これに収録されなかった音源をまとめておく。(判明分のみ)
・A-3 美しい大海を渡る(編集前のNGテイク)
・I-1 イスカンダルの女(編集前の前半テイク)
・J-2 悲しみのBG (編集前の前半NGテイク)
○メディア/発売日/型番
CD 2000年09月30日(COCX-31083)
CD 2012年02月15日(COCX-37273) ※再生産
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | 宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ)/【宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ≪[スローコーラス Version]≫)】 | 01′17" |
02 | 無限に広がる大宇宙~夕日に眠るヤマト | 07′44" |
02-01 | A-4 無限に広がる大宇宙 | 01′52" |
02-02 | I-1 イスカンダルの女 | 01′00" |
02-03 | D-1B 悲愴なヤマト | 01′44" |
02-04 | A-3B 美しい大海を渡る(悲しいBG) | 01′33" |
02-05 | D-3 夕陽に眠るヤマト | 01′19" |
03 | 戦艦大和の悲劇 | 05′05" |
03-01 | A-5 空母の整列 | 01′58" |
03-02 | A-2 宇宙の静寂 | 01′22" |
03-03 | B-4B 敵に侵入(リズム入り) | 00′37" |
03-04 | D-2 ヤマトのボレロ | 00′57" |
04 | 乗組員の行進~ヤマト発進 | 07′33" |
04-01 | O-1 ヤマト乗組員の行進 | 01′24" |
04-02 | U-2 クールBOY風(チャカポン・ギター) | 01′27" |
04-03 | U-1 クールBOY風(4ビート) | 01′24" |
04-04 | F-3 サスペンスB | 00′48" |
04-05 | F-4 地球を飛び立つヤマト | 02′17" |
05 | デスラー登場~ワープ成功 | 05′08" |
05-01 | U-3 デスラー登場 | 01′31" |
05-02 | L-1 ブラックタイガー | 02′46" |
05-03 | V ワープ | 00′43" |
06 | 土星、冥王星、そしてアステロイド・ベルト | 05′27" |
06-01 | B-3 星が輝いている | 00′27" |
06-02 | U-4 デスラー登場(テンポ速い) | 01′34" |
06-03 | B-1 あやしい星を発見 | 00′32" |
06-04 | A-1 サスペンスA | 01′02" |
06-05 | P-1 サスペンス | 00′50" |
06-06 | M-1 ロマンス | 00′47" |
07 | 真赤なスカーフ~さらば太陽圏 | 03′54" |
07-01 | TM-2 エンドテーマBG | 01′44" |
07-02 | N-1B 哀しみのヤマト(オーボエ) | 00′38" |
07-03 | F-1C 大河ヤマトのテーマ | 01′28" |
08 | 銀河の試練 | 02′51" |
08-01 | F-5 墓場 | 00′44" |
08-02 | 探索艇 | 01′05" |
08-03 | V-B ワープ(Bタイプ) | 00′54" |
09 | ビーメラ星 | 03′10" |
09-01 | B-4 敵に侵入 | 00′30" |
09-02 | C-2 誰もいない街 | 00′41" |
09-03 | A-4B 無限に広がる大宇宙(弦なし) | 01′52" |
10 | 七色星団の攻防戦 | 03′35" |
10-01 | G-2 艦隊集結 | 01′21" |
10-02 | F-1A 元祖ヤマトのテーマ(エンディング違い) | 01′02" |
10-03 | H-1 探索機発進 | 01′05" |
11 | マゼラン星雲波高し | 04′36" |
11-01 | A-3 美しい大海を渡る | 02′49" |
11-02 | B-5 草原 | 01′02" |
11-03 | B-2 ジワジワ・サスペンス | 00′37" |
12 | ガミラス本土決戦 | 05′52" |
12-01 | D-1 悲愴なヤマト(シンセサイザー入り) | 01′45" |
12-02 | H-2 敵宇宙船の出撃 | 01′04" |
12-03 | P-3 絶体絶命 | 01′08" |
12-04 | N-1 哀しみのヤマト | 01′44" |
13 | 惑星イスカンダル~スターシャの愛 | 05′42" |
13-01 | A-3B 美しい大海を渡る(弦のみ) | 01′37" |
13-02 | J-4 悲しみのテーマ(ギター編) | 01′11" |
13-03 | J-2 悲しみのBG | 01′19" |
13-04 | J-2B ショッキングなスカーフ | 00′45" |
13-05 | D-3B ヤマト大エンディング | 00′34" |
14 | 沖田の死~ヤマト帰還 | 03′35" |
14-01 | N-3 悲しみのスカーフ | 00′56" |
14-02 | J-2(2) 悲しみ | 01′27" |
14-03 | F-1B 元祖ヤマトのテーマ | 01′04" |
15 | 真赤なスカーフ(TVサイズ) | 01′14" |
16 | 未使用曲集 | 01′00" |
16-01 | O-1B ヤマト乗組員の行進(前半のみ) | 00′23" |
16-02 | H-1C 敵宇宙船の出撃(Bタイプ) | 00′34" |
17 | エンディング・コード・ブリッジコレクション | 03′33" |
17-01 | T-1 エンディング1 | 00′13" |
17-02 | T-2 エンディング2 | 00′11" |
17-03 | T-2B エンディング2(弦なし) | 00′11" |
17-04 | T-3 エンディング3 | 00′15" |
17-05 | T-4 エンディング4 | 00′12" |
17-06 | コードA | 00′05" |
17-07 | コードA♭ | 00′05" |
17-08 | コードB | 00′05" |
17-09 | コードB♭ | 00′04" |
17-10 | コードC | 00′06" |
17-11 | コードC♭ | 00′02" |
17-12 | コードD | 00′05" |
17-13 | L-1B ブラックタイガー(頭のみ) | 00′04" |
17-14 | H-1B 敵宇宙船の出撃(コードA) | 00′08" |
17-15 | P-3B 絶体絶命(短い方) | 00′10" |
17-16 | ショックBG | 00′05" |
17-17 | ブリッジA | 00′11" |
17-18 | ブリッジA♭ | 00′10" |
17-19 | ブリッジB | 00′08" |
17-20 | ブリッジC | 00′09" |
17-21 | ブリッジD | 00′08" |
(Total: 71′16")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○概況と解説
『ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズ(以下、『アルマナック』シリーズ)は文字通り『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの音楽年鑑を意味する。2000年代に好評を受けた『ETERNAL EDITION』シリーズ(以下、『エターナル』シリーズ)の肩書きを引っ提げての新シリーズである。
日本コロムビアがこれまでリリースしてきたTVシリーズ第1作『宇宙戦艦ヤマト』から『完結編』までの音楽アルバムを年代順にリイシュー。更に初商品化音源を含む新編集の「BGM集」などを加え、全30タイトルもの過去最大規模のCDシリーズとなった。その期間は2012年7月18日から足掛け3年に及ぶ。なおラインナップからは「BGM集」としての再編のため『オリジナルBGMコレクション』シリーズと『エターナル』シリーズ、後述するハイレゾ配信のため『ドラマ編』の各種、『主題歌・ヒット曲集』は選外とされている。
正式名称は『ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC「1974-Ⅰ 宇宙戦艦ヤマト BGM集」』〈COCX-37381〉である。このシリーズの年号は当時のアナログ盤の発売年に倣っているが、本盤の場合はBGMの音盤発売が後年だったため例外的に制作年になっている。
その内容は『ETERNAL EDITION File No.1「宇宙戦艦ヤマト」』〈COCX-31083〉の構成、曲順をそのまま踏襲している。ただし正副主題歌のTVサイズは収録していない。今回はかねてよりユーザーからの要望が高かった“1曲1トラック”収録に変更。これまでのブロック収録は廃され、INDEX機能もなくなった。ブロック単位による曲名も倣っていることから、かつての『オリジナルBGMコレクション』シリーズのように1曲ごとに曲名が付されることは叶わなかった。
ボーナストラックに『エターナル』シリーズ同様、「未使用曲集」と題して2曲収録されているが、これは「BGM集」9タイトルの中で唯一の収録となっており、他作品と比較すると本盤のみ編集方針が異なってみえる。更に『ETERNAL EDITION File No.5「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」』〈COCX-31157〉より「ヤマト到来」が抜粋収録されている。これはアルバム製作時に作られた加工音源で、「F-1A 元祖ヤマトのテーマ(エンディング違い)」と「F-1B 元祖ヤマトのテーマ」を繋いで本編使用曲を再現したものだ。本曲を例に『アルマナック』シリーズでは後続シリーズ作品での流用曲はすべて流用元のアルバムに収録することになっている。そのため現在の映像ソフトで鑑賞できる劇場版『宇宙戦艦ヤマト』ステレオ版の使用楽曲に関しては『ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC「1978-Ⅲ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち BGM集」』〈COCX-37386〉(以下、『アルマナック「さらば BGM集」』)のボーナストラックに収録される運びとなった。
今回の『アルマナック』シリーズにおいて特筆すべき点は「リマスタリング」と「Blu-spec CD仕様」であろう。この項では前者の言及に留め、後者は上記の『アルマナック「さらば BGM集」』(同項参照)に譲りたいと思う。
本シリーズはオリジナルマスターテープから新たにリマスタリング処理を施している。その作業はこれまでと盤と違い、“ハイレゾ音源”化を前提とした工程を踏んでいるのが特徴である。日々劣化していくマスターテープの状態からデジタルアーカイブ化の作業は急務であったと思われ、その企画は既に2009年の『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』の頃から動いていたようだ。6mm幅のオープンリールテープのアナログオリジナルマスターを24bit/96kHzでデジタル化し、それをCDフォーマットの16bit/44.1kHzにダウンコンバートしている。ハイレゾ音源用にイコライジングされたエッセンスを残したままフォーマット変換を行ない最適化したものとみられる。
ここで言うハイレゾ音源とは「High-Resolution Audio」の略で、音楽用CDよりも遥かに上回る高解像度・高音質な音源データのことを指す。CDの量子化ビット数16bit/サンプリング周波数44.1kHzに対し、ハイレゾは24bit/周波数96kHzの場合で約3.2倍、24bit/周波数192kHzの場合は6.5倍のデータ量になる。これまでCDで切り捨てられていた領域の音まで再生でき、音の解像度が上がり、空気感・臨場感まで細部の再現が可能となったと言われている。なおハイレゾ音源を再生するには、ネット上のコンテンツ配信サービスで音楽データを入手し、パソコンからD/Aコンバーターなどを通じてオーディオ機器に出力して再生することで高音質を得られる。スマートフォンや携帯型音楽プレーヤーなどのハイレゾ対応プレーヤーで再生することも可能である。
本盤を含むBGM集に歌曲が収録されていないと不満の声も聞こえてくるが、これも海外市場を視野に入れたハイレゾ音源による配信を見据えたものであり、歌曲などの日本語表現による楽曲及びドラマ編は『アルマナック』シリーズ企画当初から除外の対象になっていた。そういったところからも『アルマナック』シリーズとハイレゾ配信は密接に関係している。
もはや市場的に見てもレコード→CDの買い替えのサイクルは既に終わっているとみてよい。パッケージ販売が難しくなっている昨今、今回の大規模なラインナップによるリリースは、CDフォーマットとしては恐らく最後の機会と言わざるを得ないだろう。それゆえの永久保存盤なのである。
現在、2014年8月から音楽集10タイトルがハイレゾ音源として順次配信されている。まさに『宇宙戦艦ヤマト』の良質な音楽をより高音質で楽しむにはうってつけのメディアではないだろうか。
このハイレゾ配信が旧来のヤマト音楽ファンはもとより、新たなデジタル音楽リスナーやハイエンドオーディオファンを惹きつけることを期待して止まない。
○EX解説
上記解説にて触れられているが、このアルバムは一部を除き『ETERNAL EDITION File No.1「宇宙戦艦ヤマト」』〈COCX-37273〉の構成・曲順となっている。ただし、正副主題歌のTVサイズは収録されていない。言わば、タイトルの通り『宇宙戦艦ヤマト』のBGMを集めたものである。「ETERNAL EDITION File No.1『宇宙戦艦ヤマト』(EE-01)」の項のEX解説で記載した通り、編集前音源やNG音源を除き、これで『宇宙戦艦ヤマト』にて収録されたBGMをコンプリート出来る。
ここで、解説書や当方で確認した限りの資料にも一部を除き、記述のない『宇宙戦艦ヤマト』の音楽ナンバーについて触れておこう。『宇宙戦艦ヤマト』の音楽ナンバーは、以降の作品と比べて特徴的な音楽ナンバーが付けられている。それは、このアルバムの曲名にもなっているように「A-4」や「F-1A」、「B-4」とアルファベットが付いたものである。(不明な「探索艇」を除く)アルファベットによるナンバーは、東映作品でよく使われた分類法のようだが、この正式名称等は確認する限りでは見当たらない。このナンバーは、アルファベット毎に曲の種類分けをしているようである。以下に各アルファベットの分類を憶測含め、まとめてみたので、ヤマト音楽を楽しむ1つの参考としてなれば幸いである。
・A:宇宙(1、2、3、3B、4、5)
・B:惑星(1、2、3、4、4B、5)
・C:暗闇(2)
・D:ヤマト(1、1B、2、3、3B)
・F:高揚(1A、1B、1C、3、4、5)
・G:重厚(2)
・H:敵軍(1、1B、1C、2)
・I:イスカンダル(1)
・J:悲愴(2、2B、4)
・L:ブラックタイガー(1、1B)
・M:情調(1)
・N:再会(1、1B、3)
・O:行進(1、1B)
・P:サスペンス(1、3、3B)
・T:エンディングテーマ(1、2、2B、3、4)
・U:特異(1、2、3、4)
・V:ワープ([A]、B)
・TM:テーマ音楽(2)
このアルバムを含む「BGM集」のジャケット画等には、「OFFICE LEGACY(ヤマト会議)」より提供された貴重な画から収録されている点も見逃せない。因みに使用されている画の全容は一部を除き、「OFFICE LEGACY(ヤマト会議)」から発売されている『Proud of YAMATO Visual BOOK』にて確認出来る。
○メディア/発売日/型番
CD 2012年07月18日(COCX-37381)
配信 2012年10月10日(COCX-37381)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | 無限に広がる大宇宙~夕日に眠るヤマト A-4/【A-4 無限に広がる大宇宙 】 | 01′52" |
02 | 無限に広がる大宇宙~夕日に眠るヤマト I-1/【I-1 イスカンダルの女】 | 01′00" |
03 | 無限に広がる大宇宙~夕日に眠るヤマト D-1B/【D-1B 悲愴なヤマト】 | 01′43" |
04 | 無限に広がる大宇宙~夕日に眠るヤマト A-3B/【A-3B 美しい大海を渡る(悲しいBG)】 | 01′32" |
05 | 無限に広がる大宇宙~夕日に眠るヤマト D-3/【D-3 夕陽に眠るヤマト】 | 01′19" |
06 | 戦艦大和の悲劇 A-5/【A-5 空母の整列】 | 01′58" |
07 | 戦艦大和の悲劇 A-2/【A-2 宇宙の静寂】 | 01′21" |
08 | 戦艦大和の悲劇 B-4B/【B-4B 敵に侵入(リズム入り)】 | 00′37" |
09 | 戦艦大和の悲劇 D-2/【D-2 ヤマトのボレロ】 | 00′58" |
10 | 乗組員の行進~ヤマト発進 O-1/【O-1 ヤマト乗組員の行進】 | 01′23" |
11 | 乗組員の行進~ヤマト発進 U-2/【U-2 クールBOY風(チャカポン・ギター)】 | 01′28" |
12 | 乗組員の行進~ヤマト発進 U-1/【U-1 クールBOY風(4ビート)】 | 01′24" |
13 | 乗組員の行進~ヤマト発進 F-3/【F-3 サスペンスB】 | 00′48" |
14 | 乗組員の行進~ヤマト発進 F-4/【F-4 地球を飛び立つヤマト】 | 02′16" |
15 | デスラー登場~ワープ成功 U-3/【U-3 デスラー登場】 | 01′31" |
16 | デスラー登場~ワープ成功 L-1/【L-1 ブラックタイガー】 | 02′46" |
17 | デスラー登場~ワープ成功 V/【V ワープ】 | 00′42" |
18 | 土星、冥王星、そしてアステロイド・ベルト B-3/【B-3 星が輝いている】 | 00′26" |
19 | 土星、冥王星、そしてアステロイド・ベルト U-4/【U-4 デスラー登場(テンポ速い)】 | 01′34" |
20 | 土星、冥王星、そしてアステロイド・ベルト B-1/【B-1 あやしい星を発見】 | 00′31" |
21 | 土星、冥王星、そしてアステロイド・ベルト A-1/【A-1 サスペンスA】 | 01′01" |
22 | 土星、冥王星、そしてアステロイド・ベルト P-1/【P-1 サスペンス】 | 00′50" |
23 | 土星、冥王星、そしてアステロイド・ベルト M-1/【M-1 ロマンス】 | 00′47" |
24 | 真赤なスカーフ~さらば太陽圏 TM-2/【TM-2 エンドテーマBG】 | 01′43" |
25 | 真赤なスカーフ~さらば太陽圏 N-1B/【N-1B 哀しみのヤマト(オーボエ)】 | 00′38" |
26 | 真赤なスカーフ~さらば太陽圏 F-1C/【F-1C 大河ヤマトのテーマ】 | 01′27" |
27 | 銀河の試練 F-5/【F-5 墓場】 | 00′44" |
28 | 銀河の試練 不明/【探索艇】 | 01′05" |
29 | 銀河の試練 V-B/【V-B ワープ(Bタイプ)】 | 00′53" |
30 | ビーメラ星 B-4/【B-4 敵に侵入】 | 00′29" |
31 | ビーメラ星 C-2/【C-2 誰もいない街】 | 00′40" |
32 | ビーメラ星 A-4B/【A-4B 無限に広がる大宇宙(弦なし)】 | 01′52" |
33 | 七色星団の攻防戦 G-2/【G-2 艦隊集結】 | 01′21" |
34 | 七色星団の攻防戦 F-1A/【F-1A 元祖ヤマトのテーマ(エンディング違い)】 | 01′02" |
35 | 七色星団の攻防戦 H-1/【H-1 探索機発進】 | 01′05" |
36 | マゼラン星雲波高し A-3/【A-3 美しい大海を渡る】 | 02′48" |
37 | マゼラン星雲波高し B-5/【B-5 草原】 | 01′02" |
38 | マゼラン星雲波高し B-2/【B-2 ジワジワ・サスペンス】 | 00′37" |
39 | ガミラス本土決戦 D-1/【D-1 悲愴なヤマト(シンセサイザー入り)】 | 01′45" |
40 | ガミラス本土決戦 H-2/【H-2 敵宇宙船の出撃】 | 01′03" |
41 | ガミラス本土決戦 P-3/【P-3 絶体絶命】 | 01′07" |
42 | ガミラス本土決戦 N-1/【N-1 哀しみのヤマト】 | 01′44" |
43 | 惑星イスカンダル~スターシャの愛 A-3B/【A-3B 美しい大海を渡る(弦のみ)】 | 01′37" |
44 | 惑星イスカンダル~スターシャの愛 J-4/【J-4 悲しみのテーマ(ギター編)】 | 01′11" |
45 | 惑星イスカンダル~スターシャの愛 J-2/【J-2 悲しみのBG】 | 01′18" |
46 | 惑星イスカンダル~スターシャの愛 J-2B/【J-2B ショッキングなスカーフ】 | 00′44" |
47 | 惑星イスカンダル~スターシャの愛 D-3B/【D-3B ヤマト大エンディング】 | 00′35" |
48 | 沖田の死~ヤマト帰還 N-3/【N-3 悲しみのスカーフ】 | 00′56" |
49 | 沖田の死~ヤマト帰還 J-2/【J-2(2) 悲しみ】 | 01′27" |
50 | 沖田の死~ヤマト帰還 F-1B/【F-1B 元祖ヤマトのテーマ】 | 01′04" |
51 | エンディング・コード・ブリッジコレクション(21曲) エンディング(T-1、2、2B、3、4) | 01′11" |
51-01 | T-1 エンディング1 | 00′13" |
51-02 | T-2 エンディング2 | 00′10" |
51-03 | T-2B エンディング2(弦なし) | 00′11" |
51-04 | T-3 エンディング3 | 00′13" |
51-05 | T-4 エンディング4 | 00′12" |
52 | エンディング・コード・ブリッジコレクション(21曲) コード(A、A♭、B、B♭、C、C♭、D) | 00′46" |
52-01 | コードA | 00′05" |
52-02 | コードA♭ | 00′05" |
52-03 | コードB | 00′05" |
52-04 | コードB♭ | 00′05" |
52-05 | コードC | 00′06" |
52-06 | コードC♭ | 00′02" |
52-07 | コードD | 00′05" |
53 | エンディング・コード・ブリッジコレクション(21曲) (L-1B、H-1B、P-3B、ショックBG) | 00′35" |
53-01 | L-1B ブラックタイガー(頭のみ) | 00′04" |
53-02 | H-1B 敵宇宙船の出撃(コードA) | 00′08" |
53-03 | P-3B 絶体絶命(短い方) | 00′10" |
53-04 | ショックBG | 00′06" |
54 | エンディング・コード・ブリッジコレクション(21曲) ブリッジ(A、A♭、B、C、D) | 00′57" |
51-01 | ブリッジA | 00′11" |
51-02 | ブリッジA♭ | 00′10" |
51-03 | ブリッジB | 00′08" |
51-04 | ブリッジC | 00′08" |
51-05 | ブリッジD | 00′08" |
55 | 未使用曲集 O-1B/【O-1B ヤマト乗組員の行進(前半のみ)】 | 00′22" |
56 | 未使用曲集 H-1C/【H-1C 敵宇宙船の出撃(Bタイプ)】 | 00′34" |
57 | ヤマト到来(元祖ヤマトのテーマ-2コーラスバージョン) | 02′00" |
(Total: 68′09")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
主題歌/挿入歌類
○概況と解説
1974年11月10日に日本コロムビアより発売されたテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌EPレコードである。
A面「宇宙戦艦ヤマト」(作編曲 - 宮川泰 / 作詞 - 阿久悠 / 歌 - ささきいさお / コーラス - ミュージカル・アカデミー)
B面「真赤なスカーフ」(作編曲 - 宮川泰 / 作詞 - 阿久悠 / 歌 - ささきいさお / コーラス - ミュージカル・アカデミー)
上記2曲が収められている。
後に「ETERNAL EDITION File No.10『ヤマト・ザ・ベスト』(EE-10)」にてこれらの曲がCDにまとめられた。
尚、ロイヤル・ナイツによるコーラスの再収録と再トラックダウンを施した音源を収録した盤も発売された。
○メディア/発売日/型番
EP 1974年11月10日(SCS-241)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
A-1 | 宇宙戦艦ヤマト/【宇宙戦艦ヤマト≪(ささきいさお コーラス:ミュージカル・アカデミー)≫】 | 02′12″ |
B-1 | 真赤なスカーフ/【真赤なスカーフ≪(ささきいさお コーラス:ミュージカル・アカデミー)≫】 | 02′57″ |
(Total:05′09")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○概況と解説
1978年12月25日に日本コロムビアより発売されたテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌を英語に仕立てた企画盤的な立ち位置にある英語盤EPレコードである。
A面「SPACE CRUISER YAMATO」(作編曲 - 宮川泰 / 作詞 - ドナルド P. バーガー、阿久悠 / 歌 - ささきいさお)
B面「THE RED SCARF」(作編曲 - 宮川泰 / 作詞 - ドナルド P. バーガー、阿久悠 / 歌 - ささきいさお)
上記2曲が収められている。
後に「ETERNAL EDITION『ヤマト・ザ・ベストⅡ―宇宙戦艦ヤマト ボーカルコレクション―』(EE-11)」にてこれらの曲がCDにまとめられた。
○メディア/発売日/型番
EP 1978年12月25日(CK-517)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
A-1 | SPACE CRUISER YAMATO-宇宙戦艦ヤマト- | 02′12″ |
B-1 | THE RED SCARF-真赤なスカーフ- | 03′00″ |
(Total:05′12")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
企画盤
○概況と解説
テレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』は、当時一部のSFファンの支持を受けたものの低視聴率に苦戦を強いられ、当初の放送予定を繰上げ敢え無く全26話で終了した。しかし、本放送終了直後から全国各地で再放送を望む声が高まり、熱心なファンサークル活動が牽引役となって再評価が始まった。
本盤は『劇場版 宇宙戦艦ヤマト』上映10日前の1977年7月25日、初の30cmLP盤『宇宙戦艦ヤマト』〈CS-7033〉として全国レコード店の店頭に並んだ。
発売直後、オリコンのLPアルバムチャートで8月29日から10月3日までの6週間連続1位を獲得する快挙を遂げた。この頃のテレビ漫画のアルバムは歌曲の寄せ集めによるものが通例で、曲間にセリフやおはなしを挿入するケースが多かった。また1975年に「テレビまんが1000シリーズ」というドラマ編もあったが、放送中の番組でステレオ録音によるアクションサウンドを売りにしていたものの、すぐに途絶えてしまった。本盤のようにテレビシリーズ全編のダイジェストドラマというのは殆ど前例がなかった。レコードメーカーがモノラル録音のサウンドトラックをそのままレコード化することを快く思っていなかったからだ。
本盤のヒットからコロムビア学芸部も新たにハイターゲット層を視野に入れることになる。もちろん劇伴と呼ばれる劇中音楽“BGM”の単独商品化はまだ先の話ではあるが、その呼び水となったのは紛れもない事実である。
本盤は“テレビ漫画”ジャンルの新たな発展への可能性を示した記念碑的アルバムであると断言できよう。
収録内容は、テレビ版の音声素材をベースに追加録音のナレーションで進行を補足したダイジェストドラマとなっており、それを正副主題歌で挟み込む構成となっている。劇場版のエンドクレジットにおいてオリジナルサウンドトラック盤とされているが、劇場版そのものの音声は巻頭のナレーション部分のみの収録に留め、他はすべてテレビ版の音源で賄われている。そのため物語も劇場版でのスターシャ死亡のエピソードはなくテレビ版に準拠している。ただし、ジャケットの綴じ込み冊子には一箇所のみ劇場版から新作カットの絵柄が使われている。
冒頭、ヤマトの航行音に始まり、劇場版さながらのタイトルSE、次いで劇場版のナレーションから間髪置かず主題歌へと繋ぐ-その独自の展開は聴く者を魅了する。またB面(Tr.02)は「F-1B 元祖ヤマトのテーマ」から始まるため、テレビ中期の巻頭でお馴染みの“これまでのあらすじ”を想起させる選曲だ。ドラマも少ない収録時間の中、名場面&名セリフを極力破綻のないよう選出、手堅く編集されている。
現在ではあらゆる媒体で容易に映像ソフトを鑑賞することが可能な時代になったが、当時は家庭用ビデオデッキも普及しておらず再放送をただひたすら待たなくてはならなかった。そのためユーザーはこの音声のみのドラマ編レコードを聴き、不足する映像を脳内で補完し愉しんだ。声優のセリフはもちろんの事だが、音楽やSEもヘビーローテーションによって刷り込まれ、次第に「宮川泰氏の音楽を単独で聴きたい」という願望に駆り立てられていく事となる。その悲願は近く形を変えて成就することとなる。
なお本盤のヒットによって、このスタイルを踏襲した新ブランド“アニメ愛蔵盤シリーズ”として派生。『科学忍者隊 ガッチャマン』『海のトリトン』などの名作タイトルが続々とリリースされた。
本盤は過去2回CD化されている。
1995年4月1日発売の〈COCC-12477〉と、2014年8月末発送の『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズ特典Ⅲ(全30巻の購入特典盤)〈PRCL-10077〉の2枚。
正式なアルバムタイトルは「宇宙戦艦ヤマト」だが、前者において帯や背表紙にドラマ編との表記が追加されている。この年から翌年にかけて主要アルバム26タイトルのCD化がラインナップされていることから、内容を明確化させるための措置だったと思われる。後者は当時の30cmLP盤の縮小化が図られ、紙製のセミダブル・ジャケット、
レコードデザインのレーベル、そして特徴的な厚手のかぶせ帯タイプに蛍光グリーンの特色印刷と、至るところまで見事に再現されている。
どちらも現在入手難であるのが惜しまれるところだ。
余談だが、本盤発売前の7月1日にコンパクト盤と呼ばれる17cmLP『宇宙戦艦ヤマト』〈CH-53〉がリリースされている。
内容はA面に主題歌と副主題歌、B面にドラマ「ガミラス絶対防衛線突入」を収録。本盤の先行シングルカット的存在だが、このスタイルは朝日ソノラマを始めとするフォノシートと同じ構成を模しているようだ。B面のドラマは題名とは無関係にダイジェスト編集が施され、第1話の真赤な地球を前にした沖田のモノローグから始まり、飛んでヤマト発進、更に一気に七色星団の決戦と名場面集的な内容になっている。
最後はドメルの自爆音でドラマが終了するため、テレビ未見の人にはあたかもヤマトが撃沈したような印象を受けてしまうのはご愛嬌だ。
○EX解説
本盤に主題歌が収録されているが、LPとCTのみコーラスが異なる「ミュージカル・アカデミー版」と「ロイヤル・ナイツ版」の2種類が混同して存在していた。
初回プレス時に「ミュージカル・アカデミー版」、その後本命である「ロイヤル・ナイツ版」を発売したのが経緯のよう。この件に関しては恐らく、誤って収録してしまったという推測が有力であると考える。その為、「ミュージカル・アカデミー版」が収録されているLPやCTは、貴重と言ってもいいかもしれない。
尚、1995年発売のCDには“ミュージカル・アカデミー”と記載されているが、これは誤植(意図的なものかは不明)で、実際には「ロイヤル・ナイツ版」が収録されている。
○メディア/発売日/型番
LP 1977年07月25日(CS-7033)
CT 1977年07月25日(CAK-617)
CD 1995年04月01日(COCC-12477)
CD 2014年08月 (PRCL-10077) ※特典盤(非売品)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | (オープニング・テーマ)宇宙戦艦ヤマト/SOS地球!!甦れ!宇宙戦艦ヤマト/ヤマト発進!!29万6千光年の挑戦/驚異の世界!!光を飛び越えたヤマト/さらば太陽圏!!銀河より愛をこめて | 21′52" |
02 | 決断!!ガミラス絶対防衛戦突入/決戦!!七色星団の攻防戦/イスカンダル!!滅びゆくか愛の星よ/地球よ!ヤマトは帰って来た/(クロージング・テーマ)真赤なスカーフ | 25′26" |
(Total:47′18")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○メディア/発売日/型番
LP 1977年11月25日(CZ-7004)
CT 1977年11月25日(CAK-631)
CD 2012年07月18日(COCX-37383)
配信 2012年10月10日(COCX-37383)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | THE EARTH IN CRITICAL DANGER! SOS地球! | 03′33″ |
02 | A MYSTERIOUS CAPSULE FOUND! 謎のカプセル | 04′54″ |
03 | THE CHALLANGE OF A JOURNEY OF 296,000 LIGHT YEARS! 29万6千光年の挑戦! | 05′37″ |
04 | THE WARP TEST!FASTER THAN THE SPEED OF LIGHT ワープテスト!光を飛び越えたヤマト | 03′09″ |
05 | GORGON’S BASE ON PLUTO DESTROYED! 冥王星ゴルゴン基地攻略! | 05′32″ |
06 | OUT OF THE SOLAR SYSTEM さらば太陽圏 | 02′55″ |
07 | A DRILL MISSILE HITS THE YAMATO! ドリルミサイル命中! | 03′49″ |
08 | DOMERU’S SHIP SELF-DESTRUCTED! ドメル艦隊の自爆! | 05′05″ |
09 | IS ISCANDER A DOUBLE PLANET? 二つのイスカンダル星? | 03′21″ |
10 | INTO THE SULPHURIC ACID SEA!WILL THE YAMATO MELT? 硫酸の海へ!溶けるヤマト? | 03′49″ |
11 | THE YAMATO’S WAVE MOTION GUN!THE GORGON EMPIRE EXPLODES 波動砲の威力!ゴルゴン帝国の大爆発 | 05′21″ |
12 | THE YAMATO RETURNS TO MOTHER EARTH! 地球よ、ヤマトは帰ってきた! | 03′57″ |
(Total:51′02")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○概況と解説
このアルバムが発売された昭和53年(1978年)、私はヤマトファンになったばかりで小学校低学年だった。100円のメカコレ(プラモデル)を揃えるのもままならない子供の財布では2300円のアルバムは買えるものではなく、その存在すら知らずに『宇宙戦艦ヤマト 完結編』(以下、『完結編』)を迎えることになる。当時、このアルバムの存在を知りつつもヤマトの楽曲が4曲だけという効率の悪さから購入を見送った人も多かったのではなかろうか。
私は中学生になってから『完結編』以降アルバムの購入を始めたのだが、レコードプレーヤーを父に借りねばならなかったのでカセットテープで「宇宙戦艦ヤマト 完結編 音楽集 PART3(MT-08)」を購入したのが最初だった。高校生で自分のレコードプレーヤーを持つようになり、発売から5年以上遅れて「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集(MT-01)」の新品LPを購入し、その帯裏の宣伝で初めて本盤『宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~』の存在を知ったのである。初見の珍しさからどうしても欲しくなり、近隣のレコード店をはしごして探しまわったが見付からなかった。既に品切れ、あるいは廃盤になっていたのである。そして1987年だったと思うが、ヤマト関連のレコードが一斉に廃盤となり店頭から消えたのを機に、本格的に中古レコード店に通いを始めた。その数年後にやっとの思いで当アルバムの中古LPを入手したのである。発売から約10年の歳月を経てのことだった。以来約30年余り、中古レコード店巡りを続けているがほとんど見かけることは無かった。販売数が極めて少なかったのであろう。
“和製ポップスの巨匠”あるいは“音の魔術師”として知られた宮川泰先生は1970年代には、自らの名前を冠した『宮川泰 ハッピーコンサート』を毎年の恒例としており、その1978年版が当アルバムのライブである。ヤマトの流行に便乗する形で副題を「宇宙戦艦ヤマト」として音盤化したようである。
販売は振るわなかったが、
1.羽田健太郎氏がピアニストとして参加
2.宮川晶(現・彬良)氏がピアニストとして参加
3.宮川泰先生の過去のヒット曲も演奏され、ヤマト音楽の原点に触れることが出来る
4.羽田氏と宮川父子の関係性が分かるMC
等の観点から、ヤマト以前から現在に繋がるヤマト音楽の歴史を物語る内容で、ヤマト音楽ファン必聴のアルバムと言えよう。
収録楽曲には音楽は音を楽しむものという泰先生と演奏者たちの志向が込められており、観客にコンサートを楽しんでほしいという強い気持ちが感じられる。それでは、各楽曲を簡単に紹介しておこう。
「オープニング(スーパースター)」(Tr.01)
徳光和夫氏の司会で始まる。泰先生と服部克久氏のピアノ演奏で、二人の楽しい様子が目に浮かぶ名演奏である。
「交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から」(Tr.02~05)
コンサート用に再編曲しているようで、オリジナル「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト(SS-01)」に無いピアノの演奏が加えられている。今回参加している羽田健太郎氏のピアノを効果的に聴かせるためであろう。オリジナルよりスピードが速く、より宮川色のが強い演奏だと感じる。
羽田氏のピアノを堪能すると同時に、オリジナルとの違いを聴き比べても楽しめる名演である。
「ロッキーのテーマ」(Tr.06)
「ラプソディー・イン・ブルー」を彷彿させる編曲で、羽田健太郎氏のピアノ演奏を堪能すると同時にオリジナル・サントラとの違いも楽しめる。編曲家としての泰先生の能力の高さと旺盛なサービス精神が感じられる作品である。
「宮川泰ヒット・メドレー(ウナセラディ東京/銀色の道/愛のフィナーレ)」(Tr.07)
泰先生のヒット曲をインストで演奏したもので、先生自身が楽しげにピアノを演奏している。ヤマト音楽の原点と言える楽曲群である。
「シバの女王」(Tr.08)
曲名の通りムード音楽の女王として知られる名曲。服部克久氏の編曲・ピアノ演奏。服部氏らしい重厚な仕上がりだ。
「駅馬車」(Tr.09)
LP『読響ポップスⅥ』〈LF-91014〉に収録されている泰先生の編曲の再演。音楽は音を楽しむものということを前面に押し出した編曲である。
「ひまわり」(Tr.10)
泰先生の編曲に服部氏がピアノで共演している。以後のヤマト音楽の編曲と共通する特徴が聴きとれる。
「マーチ・メドレー(クワイ河マーチ/大脱走マーチ/史上最大の作戦マーチ/軍艦行進曲)」(Tr.11)
泰先生が最も得意とするメドレーとコミカルな編曲が巧妙で楽しい。
「ピアノソナタ第6番ハ長調 K.V.545より」(Tr.12)
ジャズ調に編曲されたクラシックを宮川晶(彬良)氏が滑らかに弾きこなす。楽曲こそ違えど彬良氏のヤマト関連アルバムのデビュー作である。ジャンルの枠を超えて音を楽しむ父子の共作である。
「フィナーレ」(Tr.13)
再び流れた「スーパースター」をBGMに泰先生と服部氏がお互いにメッセージを交換し、終始楽しい雰囲気でコンサートは終演する。
『宇宙戦艦ヤマト』の楽曲が4曲しかなく購入が敬遠されがちだが、MCを含めてつぶさに聞き込むと随所でヤマト音楽の歴史に触れることが出来る唯一無二の価値があり、全編を通して純粋に音楽は楽しいものという泰先生の音楽性を濃厚に感じることが出来る素晴らしいアルバムである。
○EX解説
本盤はこれまで3度CD化が行われた。
最初は2000年に通販限定で発売された「松本零士 音楽大全 Disc-2(EC-13)」のボーナストラックとして、次に同年一般発売された「ETERNAL EDITION File No.2&3『さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち』(EE-02~03)」の同じくボーナストラックとして。尚、これらはヤマトパートのみの収録に留まっていた。
そして2012年から始まった『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズにて、遂に本盤の全てがCD化される事となった。
本盤に収録された「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト(SS-01)」からの曲は、正に初めて公の場で生演奏される事となった演奏でもある。まずはアツい時期、このアツい演奏を堪能して頂くことが本盤を楽しむうえでポイントとなろう。
それから宮川泰氏が力を発揮するコンサートという音のパフォーマンスをじっくりと、本盤を通じて感じて頂きたい。ヤマト音楽のルーツがここに集約されていることは言うまでもなく、そしてここから『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』へと繋がる重要なピースである。ヤマト音楽を知るという事は、宮川泰氏を知る事にも繋がる、逆も叱り。
『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズの1枚となっている、ヤマト音楽における重要な歴史的名盤である本盤を通じて、ヤマト音楽を、宮川泰氏を、そして音楽をじっくりと堪能しては如何だろうか?
○メディア/発売日/型番
LP 1978年05月01日(CQ-7006)
CT 1978年05月01日(CAK-651)
CD 2012年07月18日(COCX-37384)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | オープニング(スーパースター) | 03′00″ |
02 | 交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 序曲 | 04′46″ |
03 | 交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 誕生 | 03′15″ |
04 | 交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 真赤なスカーフ | 04′33″ |
05 | 交響組曲「宇宙戦艦ヤマト」から 明日への希望 | 03′53″ |
06 | ロッキーのテーマ | 09′24″ |
07 | 宮川泰ヒット・メドレー(ウナセラディ東京/銀色の道/愛のフィナーレ) | 05′18″ |
08 | シバの女王 | 03′04″ |
09 | 駅馬車 | 02′15″ |
10 | ひまわり | 03′22″ |
11 | マーチ・メドレー(クワイ河マーチ/大脱走マーチ/史上最大の作戦マーチ/軍艦行進曲) | 02′56″ |
12 | ピアノソナタ第6番ハ長調 K.V.545より | 03′57″ |
13 | フィナーレ | 03′21″ |
(Total:53′04")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
○メディア/発売日/型番
LP 1982年11月21日(CX-7075)
CT 1982年11月21日(CAY-591)
CD 1993年10月21日(COCX-11074)
CD 2014年01月22日(COCX-37408)
配信 2014年01月22日(COCX-37408)
○収録内容
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
01 | 序曲 OVERTURE/【序曲≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 05′03″ |
02 | 宇宙戦艦ヤマト SPACE CRUISER/【宇宙戦艦ヤマト≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 04′19″ |
03 | 想人 YOU BE THERE/【想人≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 04′53″ |
04 | イスカンダル ISKANDALL/【イスカンダル≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 01′26″ |
05 | 愛よその日まで THE DAY OF COMING/【愛よその日まで≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 03′38″ |
06 | 真赤なスカーフ IN BREEZE/【真赤なスカーフ≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 03′22″ |
07 | 白色彗星 WHITE COMET/【白色彗星≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 02′17″ |
08 | 大いなる愛 THE ETERNITY OF LOVE/【大いなる愛≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 05′14″ |
09 | ヤマトより愛をこめて FROM YAMATO WITH LOVE/【ヤマトより愛をこめて≪(SYNTHESIZER FANTASY)≫】 | 06′13″ |
(Total:36′25")
↓『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズ時のボーナストラック↓
Tr. | 曲タイトル | タイム |
---|---|---|
10 | 宇宙戦艦ヤマト ベストコレクション | 29′22″ |
10-01 | 夕陽に眠るヤマト/【D-3B ヤマト大エンディング≪(疑似ステレオ)≫】 | 00′35″ |
10-02 | 無限に広がる大宇宙/【OVERTURE-序曲】 | 01′36″ |
10-03 | 誕生/【THE BIRTH-誕生】 | 01′23″ |
10-04 | イスカンダル/【ISKANDALL-イスカンダル】 | 00′48″ |
10-05 | デスラー 孤独/【DESLER LONELINESS-デスラー 孤独≪(オーケストラ)≫】 | 00′33″ |
10-06 | 白色彗星/【白色彗星≪(TYPE 1)≫】 | 00′42″ |
10-07 | 新コスモタイガー/【新コスモタイガー≪(BGM)≫】 | 00′57″ |
10-08 | デスラー襲撃/【M-48(5) デスラー戦法】 | 00′45″ |
10-09-01 | 自動惑星ゴルバ | 00′17″ |
10-09-02 | 暗黒星団帝国-自動惑星ゴルバ- | 00′46″ |
10-10 | 別離 | 00′44″ |
10-11 | 想人/【M-72’(5) ≪想人(ストリングスとピアノ)≫】 | 00′42″ |
10-12 | 大いなる愛/【M-77B(5) 愛のメロディー】 | 01′30″ |
10-13 | 出発/【TAKE OFF-出発】 | 00′56″ |
10-14 | 新宇宙/【新宇宙≪(BGM)≫】 | 00′51″ |
10-15 | 重核子爆弾/【重核子爆弾≪(Short Version)≫】 | 00′23″ |
10-16 | アルフォン少尉/【のこされて】 | 01′01″ |
10-17 | 愛し合う二人 | 00′54″ |
10-18 | 未知なる空間を進むヤマト | 00′59″ |
10-19 | 新銀河誕生/【新銀河誕生≪(BGM)≫】 | 01′14″ |
10-20 | ボラー連邦/【ボラー連邦 (1st Version)】 | 01′09″ |
10-21 | シャルバート星/【シャルバート星≪(Alternate Version)≫】 | 00′44″ |
10-22 | ルダ王女のテーマ | 00′49″ |
10-23 | ヤマト新乗組員のテーマ | 01′03″ |
10-24 | 太陽のシンフォニー/【THE SUN 太陽のシンフォニー≪(TYPE 2)≫】 | 01′44″ |
10-25 | 水の惑星アクエリアス/【水の星アクエリアス】 | 00′48″ |
10-26 | 移動要塞 | 00′14″ |
10-27 | シンフォニーオブアクエリアス/【SYMPHONY OF THE AQUARIUS≪(BGM)≫】 | 00′50″ |
10-28 | ウルクの歴史/【ウルクの歴史≪(コーラス)≫】 | 02′28″ |
10-29 | ヤマト起つ!!/【M-27(2) ヤマト起つ!!】 | 01′26″ |
(Total:65′47")
※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル
●「概況と解説」担当:
新造戦艦アンドロー梅田(SS-01、OB-01、EC-03、EC-04、EE-01、AL-01、EC-01)
a-ly(あ~り~)(EC-05)
福科考∞譜観(TS-01、TS-02)
●「EX解説」担当:
福科考∞譜観(SS-01、OB-01、EC-03、EC-04、EE-01、AL-01、EC-01、EC-05)
(敬称略)